官僚たちの夏第3回

今回は繊維問題。
番宣で佐藤浩市さんがさんざん言っていた

綿製品輸出自主規制

という言葉がこれでもか!というくらい出てきた回でした。(言うだけじゃなく打つのもなかなか難しいぞ)

今回は国内産業推進派が苦難の回でしたね。
重工業課長の佐藤さんはともかく、綿製品輸出課長の高橋さん。輸出課長だから矢面だよ-。それでも国内の業者(ざこばさん。でもやっぱり1つの会社だけがクローズアップなのね)の視察をし、自主規制の時期について課長に意見してはねつけられ…最後には抗議行動の阻止の矢面に。

一方の堺さん。大臣秘書ですよ!似合う…(うっとり。)しかし大臣の金魚のふん(たとえ悪いけど)のように付いて回り、「仕事は大臣が寝てからすればいい」とお酒の相手。(しかしビール、日本酒、ウイスキー、ブランデーのちゃんぽんって…体に悪そう(汗))だけど大事な会議には入れてもらえず、朝ごはん抜きで早朝出勤。

かなり苦悩する堺さんを楽しめた気が。呆然とする顔、お酒飲んでも仕事を変えるモードの顔(今回はぐてんぐてんにはならないのね、やっぱり)、そしてイチ押しはアイスを食べる堺さん。

高橋さんてとベンチで愚痴のこぼしあい。二人ともホントに一生懸命やってるのにうまくいかない焦躁。つい相手に当たってしまうけど、それをしてもどうしようもないのはわかっている…仲間と思ってるからこそのあの場面だと、短いシーンでしたがそんなことを思いました。

一方の国際協調派。
何となく敵役のように思ってしまうのですがやっぱりそうではないところがこのドラマの面白いところだと思う。
繊維課長の(あれ、局長だったっけ?)船越さん。
国際情勢と国内産業の倒産、悩みながらやっとの想いで決断する。会議でも意見を聞かず、一人で責任をかぶる覚悟が見えました。
北大路さんに迷いを聞く場面、一人でお酒を煽る場面、ホントにいい演技されますよね。
なのに…もう一人の高橋さん。舟越さんの意見に同調するだけで、あなたの肩書は何でしたっけ?状態。
脚本が国内派よりだから仕事する場面がないからなんでしょうが、ちょっと軽い感じがして残念です。何がなんでも国際協調一本で、ホント言いなり外交になっちゃうよ、というイライラがとてもたまります。
しかも、この二人、あんま飲みにケーションしてないよね-毎晩の様に佐藤さんちに集まる国内派と違い。(佐藤さんちの奥さん、ほんとおくさんの鏡みたい。えらいな-)
ここをもう少し掘り下げてもらえば対立にも納得が行くような気がします。次回以降に期待。

いろいろ文句言ってますが、このドラマ他のキャストも含めよく出来てると思います。見てて楽しいです。
次回も繊維問題みたいですね。長塚京三さんがゲストのようでまた楽しみです。