官僚たちの夏 第7回

いや〜今回も感想の書きにくい回です。珍しく(旅行中だったもので)リアルタイムで見たのですが。
いや、今回庭野はかっこよかったんですよ。本筋に関係ないところでピンポイントに。いや、本筋に関係ないから活躍してないように見えて、感想が書きにくいんだな。しかも庭野属する風越派が完全敗北する回だから…。

今回は自動車産業再編案と国内産業保護法案を巡る政争。

まずはこないだ惚れた須藤大臣。じぶんが大臣やめて法案を通すって!!やっぱりかっこいいですよ。「必ず池内総理が邪魔をする」(相変わらずうろ覚え〜)ダンディで、でも熱くて。で、そのアトに来たのがいかにもカルそうな古畑大臣。えぇ〜、すんごく一生懸命の須藤大臣が後任に推したのがこの人ですか…って感じです。もう最初からやばそうな雰囲気ぷんぷんです。(いや、佐藤B作さんが悪い訳じゃなく。演技ですからね(汗)でも佐藤さんてこんな感じの役が多いような…私は「組!!」の永井さまが一番好きですね、って関係ないですね)案の定、引っかき回してましたね、陳情者引き連れーの、記者に極秘事項ばらして法案をぶっつぶして。しかも、内閣改造にも生き残り。ああ、次回はどうなるのか!!ってここで感想を終わってしまいそうな勢いになってしまいましたが。

今回は大臣に振り回されっぱなしの風越。いや、やっぱり相手を見て出方を変えないと…。相変わらず小細工というか裏工作というかをしない真っ向勝負。誰かブレーンになる人はいませんか?

そんな中、唯一穏やかでしかもぴりっとしてたのが鮎川さん。熱いんだけどどこか一歩引いた感じで大局を眺めている感じがすごくいい!!風越に穏やかに釘を刺し、牧さんと庭野が争ってるのをたしなめ、そして牧さんの家での「おまえが次官に」器が大きいですよね。高橋さんの演技がほんといいです。

もう一つ、丸尾次官。ずっと風越の上司として陰ながら味方になっていてくれたのにとうとう引退なんですね。しかも最後の仕事が…この方もいい味出してて好きでした。台詞の中で「風越→鮎川→庭野」という次官候補ラインができてるのにちょっとビックリしましたが。

その中で庭野。いや〜さっきも書いたけどピンポイントでかっこよかった。大臣就任を横目で眺めての「浮かれすぎだ」にはしびれました(笑)もう視線の冷たいこと!!ぞくぞくします。それと、そのアトの喫茶店で片山と鉢合わせしたときの「法案は必ず通る」すごい自信です。(でも、どっからその自信が…という根拠があればもっと良かったんだけど。だって、あの時点では全然通りそうな気配なかったもん)想定問答を作る山本真ちゃんに指導する姿とか、予備校の先生みたいでしたよね。でもその中で一番は、やっぱり池内大臣のところへの単身乗り込みでしょうか。ビックリしましたよ〜たぶん料亭だと思ったのですが、総理大臣に一介の課長がアポ無しに会えるっていうのは前の秘書だったことがきいているのでしょうかねぇ。片山の小細工(いや池内か)を見破ってすごむところなんかは言われたことしかしていない(と見える)片山との格の違いが見えました。ほんと堺さんて笑顔も素敵だけどどっちかというとああやって厳しい顔をしている演技の方が私の好みです。

そんなこんなで結局法案は通らず、しかも風越は特許庁に出向。玉木が次官。完全に風越派敗北となったラストシーン、二つの派が向かい合う場面でちゃんとライバル同士が4人対4人になっているのに驚きました。風越と玉木、鮎川と牧、庭野と片山、御影と山本。もう、どうなるの〜って感じです。それなのに2週間もあくなんて待ちきれない!!
と、今週はなんかすごくいい加減というかまとまりのない感想になってしまいましたが。次回はオリンピックと航空機産業というなんかよくわからない回です(予告だけでは、テーマが見えなかった)
もうちょっとまともな感想が書ける回だといいなあ。