文・堺雅人

とうとう発売になりました、文・堺雅人。8月28日が発売日だというのは認識していたのですが、今日がその日だとは全く気づきませんでした。
いつも通り仕事が終わって帰宅した午後7時10分、携帯に本屋さんから電話があり、「ご予約の本が入荷しました」とのこと。あわてて自転車とばして本屋さんまで行きましたよ。

実はエッセイそのものは50回分すべてそろえていたので(いつの間に:汗)中身よりよりも写真!というわけで一生懸命写真を探しました。ありますあります、撮り下ろしの写真もプライベートショットの初公開分も。
毎回プライベートショットを結構楽しみにしていたので、初めての分はうれしかったですねぇ。将軍さまの格好で台本読んでくつろいでる姿とか。
以下ネタバレ含むので隠します。

あと、編集担当者との対談もおもしろかったです。1回分書くのに2〜3週間かかるとか。確かに1回読んだだけでは理解しきれないほどに推敲された感じがあり、ものすごく考えて書かれているんだろうなぁとは思っていましたが、空いてる時間ほとんど使ってたということですよね。あの超多忙な中。
それとあの不思議な漢字とかなの使い具合もやっぱり意図的にされているということがわかってちょっとすっきり。
かんじる、おこなう、など、普通なら漢字で書くところが仮名で書かれていることがおおく(あ、マネしちゃった)それが堺さんの文章をを特徴付けているところがあって、やっぱり原稿手書きだからこんな風に意図的に使えたんだろうと思ったり。(だってパソコンだったら勝手に変換しちゃいますもんね。)

あ、それとこの対談時、南極料理人のために停煙中だったみたいで、煙草と文体についてまじめに考えている堺さんがおかしかった。やっぱりいろいろ考えるんですよねこの人。

書き下ろしの文章も、後書きも堺さんらしさにあふれていて大満足の1冊でした。
これからじっくりナビ掲載時の文章と比べてみてどこが変わったか見つけてみようと思ってます。