噂の男 DVD

(画像はこちらからお借りしました。)

久々に見たくなり夜中にもかかわらずコメンタリーつきで鑑賞してしまいました。舞台が実際されていたときはとてもじゃないけど外出できるような状態ではなかったので泣く泣くあきらめました。
「いやーな男たちのいやーなお話」というだけあって、ほんとに始め見たときは「うううっ」という感じ(どういう感じなんだか)。暴力あり、動物虐待あり、いじめあり、復讐あり、続々と人は死ぬし…最後まで救いといえるものはないですしね。ただ、笑えないわけではないんですよ。笑える場面はいっぱいある訳で、でも…なんです。私の貧困な語彙ではうまく言い表せないので、見て感じてくださいとしか言いようがないです。堺さん的にはもうおいしいシーンだらけですから。(笑)
 細身の体にダブルのスーツ、オールバックでおでこ全開の支配人姿(コメンタリーで「やり手司会者」といわれてました)あり、12年前の新人マネージャー時代のかわいらしいポロシャツ姿(汗びっしょりでこれがまた…)でのいたぶられシーンあり(もうほっそいんですよ。「お金で買った体」という共演者からの突込みが入っていましたが・笑)、ぼんちゃん(山内圭哉さん)とのキスシーンありで見所満載!という感じです。
共演者のかたは橋本じゅんさん、橋本さとしさん、八嶋智人さん、山内圭哉さんと、この間の蛮幽鬼でご一緒だった方もおられますし、皆さん私が大好きな方なのでもう見ていて(そしてコメンタリーを聞いて)とても楽しいです。
話の内容については、ほんとに語ることが出来ないです。特典ディスクの中で堺さんが「なんでここでお客さんが笑うんだろう、怖い」と思うところがあったとおっしゃっていましたが、後半になるにつれ演技にクスッと笑ってしまいながら「今笑っていていいんだろうか」と思い、客席の笑い(実際に舞台を見ているお客さんの笑いの声が入っています)、そして舞台の効果音(お笑い演劇場の舞台裏という設定なので、漫才などを見ているお客さんの笑い声が効果音として時々入る)の笑いなどがあいまって、笑うことへの罪悪感のようなものと笑いへの怖さが出てきます。

何を書いているのか支離滅裂になってきましたが、このDVD、コメンタリーは必聴です。もうほんとに面白い!堺さんがおられないのは残念ですが、舞台の裏話から、堺さんがこの4人のお兄ちゃんにとってもかわいがられていた(る)様子がとても伝わってきて楽しいです。