青い文学 こヽろ 前後編

毎日立て続けに感想を書いてます…いや、やっぱり面白いです。このシリーズ。(昨日の「桜の森の…」は別として。・笑)
今回はこヽろ。始まってびっくりしたのはいきなり先生とKの話から始まっているところ。物語の3分の1しかアニメ化してないんですねぇ。でもそれはそれでひとつの話としてよかったです。さらに先生視点の前編とK視点の後編。同じ場面(季節は変えてありますが)、同じせりふでも視点を変えるだけで受ける印象はこんなにも違うんだ…と驚きました。

その人の置かれた状況、背景によって受け取る言葉の理解の違いというのが良く対比されていたと思います。私は普段、あまり考えずにものをいうほうなのでよく怒られるんですよね…。でも私自身には言われたようなことを意図して言ったつもりは全くなく、びっくりすることが多いです。こういうことだったんだ…と改めて認識。もうちょっと人の気持ちのことを考えないとなぁ…と反省しきり。

まず先生視点の前編。夏の明るい背景と、おとなしいお嬢さん、鷹揚な先生。原作に沿ってポピュラーなつくりで、安心してみていられます。

ところがK視点の後編は…一応前後編としてありますが、まったく別物と考えたほうがいいですよね。これ。お嬢さんの性格、先生とKとの会話など、明らかに前編とは設定が違うところがあります。でも、始まりと結末、そして途中でところどころシンクロして、ひとつの物語としてみても違和感がないように出来ている…ほんとよく出来ていると思います。

その中で堺さん。前編の悩む先生もよかったですが、後編のKに対する冷たい言葉(あの、メガネの反射している場面ですね・笑)ももちろん好きでした。

明日もがんばって見ようっと。