薔薇とサムライ 千秋楽 その2

遅くなりましたが続きを。

山本太郎さん。ほんとにかっこよかったです。嬉しかったのがパンフレットのインタビューで
 
蛮幽鬼」を見て、あせりました。「新選組!」で一緒だった堺雅人さんが殺陣をバリバリとやってらして。あまり得意ではなかったはずなのに。(パンフレットより抜粋したうえ意訳・笑)

と言ってくれたこと。思わぬところに堺さんの名前を発見して、開演前に読みながら思わずニヤニヤ。でも、山本さんも剣は使いませんでしたが、銃を使いながらの殺陣をされていて、動きはキレイでした。今回いは「R」ということで、歌をたくさん使用したミュージカル風だったので、もちろん山本さんにも歌あり。初めて聞きましたが、違和感ないほどにお上手でした。

神田沙也加ちゃん。声聞いたら、ほんとにかわいいですね。ピンクやクリームイエローのドレスがとっても似合ってました。歌い方は、「アイドルっぽく」との演出だったようでほんとに甘い声とぶりっ子な歌い方でしたが、声はよく出ていて、普通の歌を聴いてみたかったですね。特に橋本じゅんさんとデュエットするところは良かったです。

藤木孝さん。この方、私のイメージは「松平チカラノスケ」なんですけど(笑)フランスの宰相風の衣装とカツラがとってもよくお似合い。ハリのあるお声でさわやか(?)に悪役を演じてらっしゃいました。ファンになっちゃうくらい(笑)

劇団員の方。

今回のじゅんさんは、コールアンドレスポンスはなかったものの、女装コスプレがすごかったです。髭面なんですけど、赤や白やオレンジのドレス(というか、ちょっとバレエのチュチュっぽかったかな)にブーツのスタイルがとってもかわいくて。特にオレンジの衣装がお似合いでした。思わずアンケートに書いちゃった…

高田聖子さん。前回の「蛮幽鬼」では主人公側だったんですが、今回はわっかりやすい悪役。相変わらず声もよく伸びてお上手でした。

粟根まことさん。始めはいい人かなと思いきや、やはり一筋縄ではいかない粟根さん。期待通りしっかり天海さんを裏切ってくれました(笑)でもこの方のキャラがないと、お芝居しまりません…

新感線〈R〉に欠かせない歌手の方。

冠さん、相変わらずすばらしい高音シャウト。前作「五右衛門ロック」のときは甘いお芝居されたなかったんですが、今回はかなりせりふもあり、お芝居されてました。
教祖。今回のお芝居ではじめて名前を知りました。この方もとってもいいお声。お芝居もしっかりされているし今度CDでも探してみようかな。


とにかく、あまり考えることの必要のないわかりやすいストーリと、ちりばめられたギャグとコスプレがとても楽しい舞台で、笑いっぱなしだったような気がします。

カーテンコールは5回?くらいありました。そしてせんべいまき。古田さんが「まだまだ遊んじゃうよ〜」と言うと、既にスタンディングオベーションだった会場はまるでライブハウス(笑)全員で「どうにもとまらない」と「いい湯だな」を歌って幕となりました。やっぱり生のバンドで出す音はいいですね。最後列だったからか音響の具合もちょうどよく、今回の特徴であるLEDによるスクリーン使用のセットもとてもきれいに見えました。
新感線の舞台って、生では前回のと今回とまだ2つしか見ていないんですが、本当に楽しいです。次回の秋公演も出来れば見たいなぁと思いました。