土曜プレミアム〜知られざる"龍馬伝" 世紀の英雄・坂本龍馬 最大の謎と秘密の暗号


何をいまさら…という日付なんですが、ようやく見ることが出来たのでの感想を。
色々なブログ等で「あれなら1時間で足りた!」とか、「再現ドラマのリピートがうっとおしい」とか、「内容が薄い」などの感想を読んでいたので期待せずに見ていました。

私的な感想は…ひとことでいうと「謎と秘密の暗号」については全く解明されていないけれど、まぁおもしろかった。
ですかね。坂本龍馬という人に対して、私はあまり思いいれもないし(といいながら龍馬伝は見てますが)詳しくは知りません。幕末は好きですが、佐幕派が好きなので、たまににそれに絡んでくることのある龍馬についてちょっと知っているくらいです。ですので番組内には知っている内容も多かったですが、知らなかったこともあり、おもしろく見ることが出来ました。全く知識のない方も見ることのある週末ゴールデンタイムの番組としては、少しでも龍馬に興味の出るような内容だったから合格というところではないでしょうか。

特に、暗殺場所の「近江屋」を実物大で復元し、龍馬のの身長と暗殺現場を検分した土佐藩士(谷干城田中光顕)の証言から暗殺された状況を再現する場面は(CMと繰り返しが多かったですが)興味深く見ることが出来ました。はっきり言って、「誰が暗殺したのか」ということについては、今まで聞いたことのある説を覆すような新しい説はなかったですし(唯一おもしろかったのが、同時に暗殺された中岡慎太郎説でしたが、これについては全く触れられず…聞きたかったのに)、新政府綱領八策にある「○○○」という暗号(?)についても突っ込んだ推理はなく…やはり浅いとしか言えないのかな。せっかく堺さん、荒俣さん、山村さんをそろえているのですから、スタジオでもうちょっと議論していただけるとおもしろかったのでは…と思いました。

番組の感想はこれくらいにして、堺さん。いろいろなところで撮影情報が入っていただけあって、ほんとにたくさんの場所に足を運ばれたようで…貴重な資料を見るときのわくわくした感じの顔がとてもよかったです。本当に「調べること」が好きなんでしょうね。役作りをされるときの下調べもこんな感じで楽しそうにされているのでは…とちょっと思いました。ナレーションも聞きやすい声でしたが、スタジオの声はちょっと鼻声?
とにかく「役」をされていない堺さんを見ることが出来て楽しかったです。